ちょっと懐かしいゲームを考察

すっごいレトロってわけでもないけどちょっと懐かしいゲームを真面目に考察するブログ

【24卒就活生必見】中堅大学出身の男の就活日記

こんにちは。

普段、懐かしいゲームの攻略記事とか書いてる俺だけど、ちょっと今回は真面目な話をしようかなと思う。

 

それは就活の話。

今、24卒の人は必死こいて就活してるだろうけど、そういう大学3年生、修士1年生の人たちとか、今大学2年生で来年就活みたいな人とかにも見てほしい。

 

なんか、ですます調で書いたら、なんか変な就活塾の勧誘文みたいになって、めちゃくちゃキモかったので、いつもの記事とは違って言葉を崩して書く。一人称も俺。高圧的に感じたらほんとごめん。

 

で、まずお前の就活は?ってみんな思うと思うんだけど俺の話を書くと

・今年の3月に就活を終えた23卒

・中堅大学の大学院所属の理系

・第一希望の企業に内定

のまぁ、いわゆる普通の就活生だった。

いや、普通と比べると結構早く終わったと思う。それは第一希望の企業の内定が早かったからってだけ。それ以外は普通の人だったと思う。

 

で、実際に自分の就活をスケジュール形式で振り返りながら、良かったこと悪かったことを書いていこうと思う。

 

今、就活で悩みがある人、何したらいいかわからない人、ぜひ読んで言ってほしいです。

 

 

 

 

【2021年5月末】全てはここから始まった。

つまり俺はこの時修士1年。学部で就活する人は学部3年に読み替えてほしい。

俺の就活はここから始めた。

最初の就活は、学内の就職支援セミナーだった。そこでマイナビの人が、なんか就活のスケジュールとか、就活で大事なことを話してた、ただそれだけのセミナーだった。

でも、これに参加したことが成功の一番の要因だったと思う。

某〇ラン〇〇就職チャンネルとか、〇〇ラゴリ〇とかの就活失敗した人の例とか、NNT(無い内定)あるあるみたいな人を見てみると、大体の一番の失敗要因が動き出しが遅いに尽きる。

俺は、このセミナーで就職情報解禁が3月だけど、もうその時には本選考が開始する時期だから、もっと早く準備しなければいけないことを知った。

この就活は今からやらないとという情報を入手したことが全ての成功の要因だったと思う。

 

って、そんなこと7月に記事出すなよって話なんだが、それはすまん。先々月と先月は研究が詰んでて忙しかったんよ。

 

【6月】合同説明会へ

5月のそのセミナーで、合同説明会のお知らせがあった。うちは結構コロナに対して敏感で、親にはあまり外に遊びに行かせてもらえなかったんだが、この合同説明会は行かせてくれと頼んだ。まぁ、遊びじゃないから、快諾してくれた。

俺はこの時、電力関係の研究をしていたことから、電力会社を志望していた。他にも電気系とか色々見ていた。

結果、すごい良かったと思う。本当にいろんな企業があったし、いろんな話を聞けた。

なによりも、ここで多くの企業に触れたことにより俺の就活は始まったんだという実感が湧いた。なんというか、スイッチが入ったように思う。

余談だが、俺が最終的に第一志望にし、内定をもらい就職することになる企業は、この合同説明会でたまたま、ふらっと、立ち寄った企業である。

この合同説明会のあと、マイナビで大量に企業にエントリーした。どれだけのエントリーをしたかなんて覚えてない。ただ、大手の選考があるインターンが何となく良さそうだと思っていたので、そこばかり受けるようになる。

 

【7月】インターン、落ちる

大手の選考があるインターンばかり受けていた俺。読んだ人は「そんなん受かるの?無理じゃね?」と思うだろう。その通り案の定、落ちまくる。それもそのはず、大手のインターンは、インターンの項目が30個近くあるとは言え、1つのインターンにつき行けるのは1〜3人ほどだったりする。

そういうのは、そもそも1,2年の間にめちゃくちゃ頑張ってたりとか、頭が良くてSPIも楽勝みたいな人がいくものである。

SPIの対策なんか全くやってなくて、エントリーシートの書き方も分からず(添削もしてもらっていなかった)、とりわけすごいエピソードがあるわけでもない(例えばなんかの全国大会優勝とか、留学どこどこに何年とか、TOEIC900点オーバーとか、フォロワー1万人のインフルエンサーとか、登録者5万人のYouTuberとか)。

そんな俺がこのインターンに受かるわけない。

これを読んでる人は「まだインターンなんだからそんなこと気にしなくてよくね?」と思うだろう。

実際その通りである。ただ、一つ言えることはこの時期に選考に落ちる経験をしたことが、自分にとってあまりにもプラスだったと思う。

これが本選考でこうなっていたらと思うと、寒気がする。そんなだったら俺は今も就職が決まらず、研究もおぼつかず、大好きなゲームもできていなかっただろう。サンブレイクおもろすぎる。チャアクの強化ありがとう。超高出力当てやすくて楽しいです。片手剣雑に強くなっててワロタ。カプコンに感謝。

ここでの失敗が、のちに生きてくるのだが、当時の俺はそんなこと知りもしない。ただただ、敗北という二文字を突きつけられたように感じただけである。

おまけに友人から「〜のインターンの選考通った」とか、「〜のインターンに行く」とかの情報が流れてくる。いや、こいつらは本当に良いやつだから100%マウント取る気なんかないし、当時の俺でさえこいつらにマウントを取られてる気なんかなかった。だが、俺は出遅れてるかもしれないという焦りはあった。

だからこの時俺は選考なしの1dayインターンに大量に応募した。これが後で自分の首を絞めることになる。

 

閑話休題】夏インターンに行く必要ある?

俺は就活当時、就活情報をネットからほとんど拾うことはなかった。使ったのは、その企業がブラックの噂があるか、と履歴書の書き方だけである。

そのため、某F〇〇大学〇〇チャンネルとか、ゴリ〇〇リラとかは就職が決まってから見始めた。

同時にYahoo!知恵袋とかでも、どんなこと言われてるのか気になって、就活終わってから調べてみたりもしたが、こんなに夏インターンの必要性が問われている現代でさえ、インターンは選考と関係なしだの、インターンに行く人は就活してる気になりたいだけだの言う人がいる。

断言するインターンは100%行くべきである。

以下に理由を述べていく。

 

1.知識が増える

単純にその業界や企業のことを知れる。その時点で選考に有利なのは明らかである。表面的でも情報を得られる分、「これおもろそうと思ったけど違うなとか、「この業界、ちょっと目についたから来たけど普通におもろそうじゃね?」とか、そんなことがわかる。つまり志望業界が絞れてない人ほどインターンは効果が高い

正直、俺も志望業界を絞りきれていなかったからこそわかる。インターンに行きまくれば、いずれ自分のやりたいことが見えてくる。少なくとも秋までに3つには業界を絞れるはずである。

 

2.特典がある

インターンに行くと、特典がある。例えば2回目のインターンは1回目に参加した人だけで、全部のインターンに行くと早期選考に参加できるだとか。

リクルーターとの面談ができるだとか。

インターン参加者限定会社説明会があり、いずれ早期選考に参加できるだとか。

グループディスカッション(GD)や面接のフィードバックをくれるだとか。

夏の選考なし1dayインターンだとあまり多くはないが、早期選考の案内とかはそこそこあった気がする。

 

3.選考の練習になる

インターンに落ちたからこそ、インターンに落ちるという経験ができる。そんな話をしたが、本当にその通り、インターンの書類は夏のみならず秋冬インターンでも落ちまくった。だが、年明け以降の本選考で書類で落とされた企業は俺は8社受けて2社しかない。うち5社は2月以降受けたが書類で落とされた企業は1つもない。というか、全て選考途中辞退か、内定を蹴ったので、実は落ちた企業は1月以前の2つしかない。どうやって這い上がったかは秋以降の話を読んでほしい。

 

4.良い出会いがあるかも

俺は6月の選考なし1dayインターンに参加して、その後に案内されたインターンにも参加し続けた企業がある。そこであるリクルーターの人と出会った。その人は本当に素晴らしい方で、俺にあらゆることを教えてくれた。自社のことのみならず、現在の就職環境の状況、それに伴いどんな立ち回りが必要か、俺がどんな風に業界を決めたらいいか、面接のフィードバック等ありとあらゆることを教えてくれた。

そもそも自社に入ることを前提としていないので、その人が俺にそこまでするメリットは限りなく0であり、ほぼボランティアなんだが、その人の人柄、そしてその会社の良いところなんだと思う。

この企業からは12月に超早期内定をもらっていて、ずっと承諾を待ってもらっておきながら、最終的に別の企業に行くという超ゴミカスムーブをした俺にも、このリクルーターの人は笑顔で俺の就活成功を祝ってくれた。正直断る時、何言われるか不安だったが、本当に笑顔で送ってくれた。

本当ならここで会社とそのリクルーターの実名を公開し、その人とその会社がどれだけ素晴らしいかを延々と語りたいところなのだが、流石に無理なので控えさせていただく。

この会社に行くかどうするか眠れぬほど悩んだぐらい、素晴らしい会社、そして素晴らしい人事の方だった。

だが、そんな出会いをしたのもインターンに行ったからである。もっと言えばこの企業とは6月の合同説明会で出会っているので、合同説明会に行ったからとも言える。いずれにしろ夏の時期に動いていたからこそ、成し得た出会いである。1年前の俺、マジでナイスだ。

 

5.就活してる気になれる

就活してる気になりたいだけ?だからなんだ。それがいいんだよ。就活してる気になれることは、非常にモチベーションにプラスに働く、自分は就活生であるという自覚が芽生えるし、自分がこれから就活のためにたくさんの努力をしなきゃいけないことがわかる。

就活してる気にもなれない人が、「あいつら、就活してる気になりたいだけじゃんww」と笑うのである。そもそも就活生なのだから、就活してる気持ちでいない方が大問題である。

就活する上で一番大事なマインドは俺は就活生だ

と思うことである。

 

6.実際みんなそんなに夏インターン行かないから、ちょっと差をつけられる。

秋になってわかることだが、夏インターンなんて全然行ってないみたいな人は結構いる。秋になり、5月末にもあった学内就職セミナーへ秋にも同様に参加するのだが、夏1回もインターンに行ってない人もかなりいる。実際上記5つのメリットがあるのに、それでもいかない人も多い。だからこそそんな人たちと明らかな差ができる。実際夏インターンに参加した結果、その後のインターンにも案内され、早期選考に参加できたことも多いから、夏に動かなかった人に比べて、少し有利になれる。

 

と、ここまで6つ書いたが、つまるところ夏インターンとは行き得でしかない。行くこと自体が、プラスに働き、失うものはない。選考に落ちて自信は失くすかもしれないが、支払った対価以上のものを得られる。

正直、行かない理由が存在しない

今、これを読んでる人の中でまだ何もやってない人がいるかもしれない。

そんな人は、今すぐこの記事の閲覧をやめ、就活サイトに登録し、選考なし1dayでもいいからインターンに応募しよう。

これ以降の話は、インターンの応募を3社以上済ませてから読んでほしい。

 

 

【8,9月】ゴムゴムの就職体験銃乱打(インターンガトリング)

大学は夏休み。

実は、ある電力系の大企業が5daysのインターンに俺を拾ってくれた。今年就職する企業の3daysのインターンの選考も通った、あと、絶対に名前を知っているであろう電気系の会社の1dayを複数行うインターンも通った(これはそもそも参加できる人数がとても多い)。

選考ありのインターンに通ったという事実、つまり何かの競争に勝ったという事実が俺を安心させ、俺は少し上手くいっていると思わせてくれた(実際、順調である)。

そもそもこの3つの企業のインターン普通に楽しかった。特に5dayのインターンは勉強になった。良い意味で自分の研究との乖離を感じることができた。その乖離から俺は結局、電力系業界の就活をやめることになるわけだが、やめれたのはそのインターンに行けたからである。

念のため言っておくと、その電力系会社はめちゃくちゃ良い企業である。おそらく給料はとんでもなく高いだろう。ただ、俺のやりたいこととはちょっと違っただけで、ブラックだったからやめたわけではない。

話を戻して、インターンの話だが、その選考合格通知が来る前、選考が通らないことを自覚していた俺はとにかくインターンの数をこなそう、半分自己満だがそれでもいい、と思っていた。だからこそ、1dayインターンに大量に応募した。そんな俺にツケが回ってくる。

なんと、蓋を開けてみれば10社以上のインターンに行くことになっていた。理系の院生にはあるまじき数である。

しかも1社で複数回インターンに行ったりもしたので、夏休み中に行ったインターンの数は10どころの騒ぎでない。

俺は、親や友人等の人間関係ガチャでSSRを引く天才だと思っているが、その才能からか研究室の先生にも恵まれている。

そのため、研究を少し待ってもらっていた。だからこそできたことである。

なのでこれを読んでる皆さんは流石にこの数は行き過ぎなので参考にしないでほしい。

ただ、それでもハードスケジュールだった。だがしかし、俺には最強の味方がいた。不謹慎かもしれないが、それこそがコロナウイルスである。

就活生の俺にとって、コロナは90%味方だった。何せ、コロナによって就活のほとんどがオンライン。重要なやつだけ対面。という良いとこ取りのような就活だった。

インターン開催場所までベッドから徒歩1秒だし。なんならカメラオフが許されるのであればゲームしながら話聞いたりもできた。そんな状況だったからこそできたことである。

これが全部対面だったら俺は今頃、病院のベッドの上だったかもしれない。いや、人間意外と何とかなるので上手くやってたかも?

ちなみに俺に「〜の選考通った」と情報を流してきた友人たちは、聞いてみると夏の間に行ったインターンの数は平均4つぐらいだった。

当たり前である。友人たちが普通。

ただ、個人的な感想を述べさせていただくと業界が決まっていない人は、オンラインの1dayインターン含め7社ぐらいは行った方がいいような気がする。

既に決まってる人は5社ぐらいかな。

 

ちなみにこんだけ忙しい俺だったが、さらにバカなことをし始める。

なんと、資格持ってた方が良くね?とか考え始める。バカ、ただでさえ忙しいのに何やろうとしてるんだ頭悪いのか?

そして基本情報技術者の資格を勉強する。

本当に頭の悪い男である。そんなことしてなければ、研究もっと進んだはずである。

 

【10,11月】有益な迷走

この時期から俺は迷走を始める。いや、資格の勉強始めてる時点で迷走してるんだが。

電力系の志望をやめた僕は、IT系、そしてゲームプランナーを志望することになる。

しかし、ゲームプランナーはそもそも専門の学校の人が有利。秋からなりたいと思った人にはハードルが高い。この時期から企画書類の作成とかを行なった自分に勝ち目などない。

その結果、全てのインターンに書類落選する。

そして早期にゲームプランナーは無理だと諦める。ただ、この点についてはひとつ後悔がある。それについては次の閑話休題で話すつもりだが、先に行っておくと、インターンに落ちまくったからと言ってこの時期に諦めるのは早計だったと言わざるを得ない。だから、普通の大学に通っているが、今ゲーム業界に進みたい人は絶対に諦めないでほしい。それは次の閑話休題で詳細を述べる。

そして、この時期の就活対策はというと、2つ。面接練習と、筆記試験である。

面接練習は先ほどの素晴らしいリクルーターの方や、学校のキャリア相談を利用した。

もともと喋りにはかなりの自信があったが、意外にも自分の不出来さを実感した。なんども練習を重ねていったが、正直11月末のあたりで僕の面接力はほぼ3月の状態にまで完成していたと思う。

練習をしてくれた人からのアドバイスは全てメモして、次に活かした。

あとは1人での練習もしていた。自分1人の部屋で、目の前に人がいると思ってしゃべる。もちろん、自分の頭の中で質問を返し、返答する。なんと頷きまで行う。1人なのに。はたからみればキモいが、それによってそれによって俺の面接力はかなり成熟していったと思う。

筆記試験は、まずはSPI。そして僕の内定先の企業ではCAB/GABが必要だったので、それも行った。

 

お気づきだろうか?今僕の身に降りかかっているものを

・大学院の授業(対面あり)

・研究

インターンシップ

・資格の勉強

・SPIの勉強

・CAB/GAB

 

無理です。

でもなんか知らんけど、この時は意外とやれていた。普通にゲームもしてたし。なんか知らんけど、普通に生きれていた。今思うとなんでこなせていたのか不思議でしょうがない。

 

そして11月の末、資格試験があるのだが、まさかの合格する。普通に落ちると思っていたから自分でも驚きである。

実際、資格を取って良かったかは、最後に話そうと思う。

 

【12月】台風一過。嵐の前の静けさ。

資格も終わり、そしてCAB/GABを使う第一希望の書類選考、筆記試験選考も通り、少し自体が落ち着き始める。

またこの時期に

・はじめての本選考書類落選

・はじめての内定

を経験する。個人的には内定の方が大きく響いた。内定をくれた企業はあの、素晴らしいリクルーターの方である。正直ここで決めてしまっても良かったが、もう少し自分の限界に挑戦したいと思い、就活をつづけることにする。

しかし、ここであるものを対策していないことに気づく。みなさん、面接、筆記試験対策、それらを行って未だやってないことにお気づきだろうか。

そう、ES対策である。いや、なにしてんねん。普通はもっと早くやるべきだろ。面接練習よりも先なはず。あまりにも遅い。これに気付くのが年末。でも、正直まぁなんとかなるとか思っていた。

それが後に響くことになる…

 

閑話休題】諦めることについて

私は先ほどゲーム業界を諦めたと言った。しかし、秋にインターンに全落ちしたから諦めるのは正直浅はかだったように思う。

秋というのはESも筆記試験対策も、よほど意識の高い学生でないとまだ未完成。そのため、ここで書類に落ちるのは技術が未完成なのだから当たり前である。

この時期、俺が本気でゲーム業界を志望し、企画書類の作成法など様々な方法でめげずに学んでいたら、今もしかしたら内定をもらっていた(かもしれない)。まぁ、おそらく今の内定状況に加えてゲーム会社のプランナー職に内定をもらっていても、結局は同じ会社を選んだと思うが。

いずれにせよ、インターンに落ちまくったから本選考も無理なんてこと絶対にないので、本気でやりたいなら諦めないでほしい。可能性は無限大。

ちなみに友人にその企業のインターン落ちたけど、なんか内定もらったという人を知っている。

 

【1月】え?落ちる?まじ?

年明けからESの対策を始める。この時、1月の半ばにES提出を控えていたあるIT系の会社に向けて、頑張っていた。

この時添削をしてもらったのは2人

・大学のキャリア相談

・その企業のインターン先で出会った社員

なんとインターンで出会った社員の方に年明けのこと忙しい時期に送るという愚行。バカか。

でもその社員さんは暖かく、そして細かく添削してくれた。優しすぎか。なんだこの世界にはいい奴しかおらんのか。

そしてそのESは結構自信があった。少なくとも書類ぐらいなら通る。面接は得意だし。ワンチャン内定行けるな。とか思っていた。

しかし結果は落選

俗に言う、「お祈りメール」が届いていた。12月にも落ちているのではじめてではないが、12月のやつはなんとなく落ちる気がしていたので、自信のあった企業に書類で落とされたことは自分に大きな挫折を与えた。

あの素晴らしいリクルーターの方は「その企業は見る目がない。もしかすると学部的に他の人材がほしくて、それで落とされた可能性はある」と励ましてくれた。だが、自分の中に結構な影を落とした。

しかし、悩むうちにこう考えるようになった。

 

そもそも俺のこと蹴った企業なんか行く必要なくね?

 

「見る目がない」とあのリクルーターの方は言っていたけれど、それを妄信することにした。

俺のこといらねぇなら、こっちから願い下げだわ。別にいいよ。企業はたくさんあるし。企業のどこかには俺のことを必要としてくれる人たちが必ずいる。そこに向かって頑張ればいいわ。じゃあなw俺もっといい企業に入社するからww

そんなことを本気で考えていた。実際、そこからESの添削を増やした。マイナビ新卒紹介のエージェントの人に連絡して、その落ちたESを見てもらい、自分の悪いところを洗い出したりした。

それにより、自分のESの荒さがどんどん見つかっていく。今見返すとこりゃ落ちるわと思えるほどのESだった。当時は自信あったのに。

でも、この挫折のおかげで俺のESはより良いものになったと思う。

今の俺からすると、この時挫折から割と早く立ち直れたことは、かなり良かったと思う。1月の俺、ナイスだ。

 

【2月】就活本番開始

3月から情報解禁という話だったけれど、俺の実感ではこの2月から選考の本番が始まったように思う。

なお、これは業界による。選考の本番がこうやって早いところもあれば、4月ぐらいからのとことかもある。

ただ、実はこの時、あまり対策は行っていなかった。強いて言えばはじめて役員面接があったので、その練習を新卒紹介の人にやってもらったぐらいである。

その前に散々やったので、もうここから先はなるようにしかならないと考えていた。あとは良い企業に出会えるかといういわば運ゲー。そんなことを思っていた。

ここから露骨に書類や1次面接が通り始める。というかあの1月末の落選以降、選考に全く落ちていない。面接は正直、面接官の運も良かった思う。また運か。いわゆる圧迫面接のようなものには遭遇しなかった。

いや、1人だけ言い方とか怖い人がいたけれど、その人は質問すればマジでいろんなことを教えてくれた。多分面接で教えてくれた情報量はその怖い人が就活中ダントツ1位だったように思う。後で話を人事の人に聞いてみれば「職人気質で誰にでもあんな感じ」と言っていた。確かに怖かったが、もう少し話したいなと思っていた自分もいた。

ちなみにそう言う怖い人に出会った時の私は、内心結構焦っていた。もうこの企業はダメだなとさえ思っていた。ただひとつだけ守っていたことがあり、目だけはそらさなかった。正直マジで怖かったが、ここでビビったらそれこそ人間として敗北するとさえ思った俺は、絶対目だけは放さねぇ、そう思い、その人の目線から外すことはなかった。

結果、内定をもらった

実はこの面接は、自分の伝え方のまわりくどさのせいでこんなことになってしまったため、多くの反省を得た面接でもあった。

確かに死ぬほど怖かったが、圧迫面接でよくある「全然興味を示してくれない」はなかった。むしろ俺の発言でわからなかったら「何言ってるかわからない。~ってつまりどういうこと?」とものすごくはっきり言い、わかるまで聞いてくる。最終的に、その人がしつこく聞いてくれたおかげで、俺の回りくどい説明をしっかり理解してくれた。普通の面接官だったら、途中で投げ出しているかもしれない。怖い人だったが、この人は違う意味でいい面接官だったと思う。己の未熟さを学んだ。

残り2週間ほどで俺の就活は終了するが、この経験が今も生きている。

 

【3月】戦いの終わり

3月半ば、第一志望の企業から内定の連絡を受け、晴れてその企業への入社を決めた。

こうして、5月末から始まった10ヶ月弱の戦いは終わりを迎えた。普通の就活生からすればとてつもなく短いと思うが、それでも自分なりに満足のいく結果だった。

最終的な結果は

・内定→3社

・役員面接待ち→2社

・1次面接待ち→1社

・書類選考落選→2社

の合計8社である。

今こうして振り返ると、自分の努力もあれど、運もかなり良かったように感じる。

良い面接官、良いリクルーター、コロナによるオンライン化、いろんなことが自分に追い風だったと思う。

こうして、就活は終了するわけだが、少し補足を加えて、この記事を終わりたいと思う。

 

【Q&A】されそうな質問に事前に答える

聞かれそう、もしくは聞いている人をよく見る質問に答えていく。ここに書いてないものはぜひコメントで質問してほしい。

 

【Q1】資格って必要?

結論からすればいらない基本情報技術者の資格を取った俺からすれば、だから選考で有利になったとは思えない。そもそも基本情報技術者自体がかなりルーキー向けな資格なこともあるが、よほどすごい資格でない限りは、選考で有利になることはないと思う。

例えば、業務に絶対必要な資格があって、それを既に持ってます。4月からその業務やれと言われてもやれます。みたいなものだったら選考では有利になるかもしれない。

でも、あまり関係のない資格の場合、そんなに有利に働くことはないと思う。

ただ、良いこともあって資格というのは最も表現しやすい努力の結晶である。

つまり、自分はこの資格を取るために頑張ったんです!みたいなことが言える。それをガクチカや、自己PRのエピソードにするのも良いだろう。

そうしなくともなんか国家資格持ってるだけで、面接では高確率で触れられる。

「へー、基本情報技術者持ってるんですね?就活のために取ったんですか?ふーん、頑張ったんですねー。」

とそれぐらいだが、少なくとも努力できるアピールにはなった。中には「これで安心せず、さらに上の資格も目指してね」なんて心優しいコメントをくれる面接官もいた。だから絶対取れ!なんてことはない。別になんかの表彰とか、そういう頑張ったアピールできる実績は面接に置いて話のネタになる。

それの一番手っ取り早いのが資格というだけの話である。

 

【Q2】落選がきつい。どうメンタルを保てばいい?

おそらく今23卒でまだ就活をしてる人もいるだろう。僕の憶測だが、今苦しんで就活している人たちは決して頑張ってなかった人ではないと思う。

多くが、俺と同じく夏から就活をしていたのではないだろうか?遅くとも年明けには就活を始めていたのでは?

本当に頑張らない人は、今の時期まだ就活をしていない。僕の身内にそう言う人はいないが、話を聞けばまだしてない人もいる。

そんな人たちとは違い、今苦しんでる人は頑張っているのだと思う。

じゃあ、俺とみんなで何が違うか。簡単な話である。

出会ったか出会わないか

である。つまり今苦しんでいる人はただ単純にまだ最高の企業に出会ってないだけであって、決して能力が劣っているとか、そんなことではない。もちろん、それ相応の対策が既にできている前提だが。

かなり対策やってきたのに、なぜか内定がもらえないのは、ただ単純にピッタリの企業に出会ってないだけである。

企業側がこの子はうちで活躍できると思えれば、普通に内定が取れる。

だから腐らずに続けてほしい。

もしかするとそう言う企業にいつまで経っても出会えない人は自己分析が甘い可能性がある。自分に本当にあった仕事は何か。今一度見直してみるといいかもしれない。上から目線でこの補足を描くのを最後の最後までためらったが、せっかく頑張ったのに途中で腐って就活やめる人が絶対に出てほしくないので、叩かれる覚悟で書いた。

 

 

【Q3】3年だけど就活っていつから始めればいいの?

 

今からやれ。

 

【Q4】学歴フィルターってある?

ないと思う。俺は実感しなかった。

そもそも俺が有名大学でなくとも、中堅大学でそこまでフィルターではじかれなさそうなところにいたからと言うのもあるけれど、大手企業にはやはり有名大学出身者が内定してると思う。

ただそれは普通に有名大学の人が優秀だからに過ぎない。一度インターン学部は京大、院は東大というとんでもないハイスペックな就活生と同じグループでワークをしたことがある。その人の話はとてつもなくわかりやすい。自分も結構話すのは得意な方だと思っていたが、そんなものが赤ちゃん言葉に思えるほど、明瞭で、明確で、明晰だった。全ての東大生がそうではないかもしれないが、俺のであったその人は、本当にわかりやすかった。

あ、そりゃ、就活強いわ。そう思った。だって俺が人事だったら1次面接で採用したくなるもん。役員の反対を押し切ってでも採用したくなるほど、すごい人だった。

つまり学歴フィルターなんてものはないけれど、統計的に、有名大学の人は優秀なんだと思う。

 

【Q5】院進か、就活か悩んでます。

これ、学部生にめちゃくちゃ質問された。自分にやりたいことがある方にしよう。良くも悪くも研究と業務は結構大きな差があります。仕事としてやりたいことが既にある人は就職すればいいと思う。特にまだない人や、大学が好きな人は院進すればいいと思う。僕はまだ学生生活を謳歌したかったので、院進しました。研究も好きだから結果として良かったと思う。

ただ2つだけ言っておきたい。

院に進んだからって、就職は有利にはならない

院進しても修士になったらすぐに就活をする。だから、B3の人と違うのは卒業研究をしたかどうか。

だから院に進んだからめちゃくちゃ頭がよくて、すっごい優秀とかそんなことはない。つまり院生のほうが就職に有利とか院生フィルターみたいなものがあるってこともない(と思う)。ただなぜか初任給は院生のほうがいい。

院生は口がうまい

院生と学部生で露骨に違いを感じたところがこれ。院生は卒業研究を行ってきている。だから教授と研究の打ち合わせなんて大量にやっている。秋ごろになると研究も就活も頑張っている人は学会にも出ている。だから議論とかグループワークみたいなときに発言が非常にしっかりしている。

「口がうまい」というのは何も表現が巧みというわけではない。「僕はこう考えています。その理由は~で、~というデータがあるから~です」とか「今の~さんの意見も正しいと思います。ただ僕は今~とも思ってる。その二つをあわせると~っていう風に言えないですかね?」とか。相手の意見を聞き入れたり、それに対して自分の意見を論理的に言うのが、院生は本当にうまい。自分も得意だと思っているけれど、「あ、あの人のこういう伝え方使えるな」と感心することの連続だった。

まれにさっきの東大院生みたいな異次元な人もいるけれど、そうでなくとも院生は大体議論が上手だった。

もちろん院生なのに全然話せない人もいるだろうし(俺は出会ったことがない)、学部生でも非常に発言がしっかりしている人もいる(これはそこそこいた)。ただ、俺が出会った就活生の中で、「あ、この人ちゃんと議論できるな」と思ったのは、大体院生だった。オンラインのグループワークで俺一人だけが院生で、他の人は学部生ばかりでほとんどしゃべらない、なんてのはザラ。

そういうことを考えると、院生が就職に強いのは当然なのかもしれない。こういう自分の考えを伝えることができる人はきっと面接でも強いだろうから。

 

【Q6】コロナで不景気と聞きました。

そう?俺はあまり感じなかった。もしかすると俺が受けた企業はITとかだから、コロナに強い業界だったのかもしれない。旅行会社とか厳しそうだよね。

でも、コロナ禍で飲食店の営業時間短縮を要請されている中、かたや政府に文句を言い続ける店と、かたや日中弁当を売り始める店でどっちが残ってるかって目に見えてる気がするから。やっぱり環境の変化に対応しようといつも思っている企業っていうのはなんだかんだ残っている気がする。

会社説明会で聞いてみるといいと思う。コロナ実際どうですか?みたいな。まあ、「コロナで今にも倒産しそうです...」みたいなことは絶対言わないと思うけど、このコロナ禍での環境の変化に対してどんな策を講じて来たのか聞いてみるといいと思う。

 

【Q7】日本の就職はクソと聞きました。

知恵袋でみたことあるやつ。Fラン○○○○チャンネルの中のNNTキャラとか、なんか物申す系が言ってそう。要は個性はつぶされて、型にはめられたマニュアル人間が優秀だとされて、そういう人ばかり内定を獲得するっていうやつかな?違ったらごめん。

でもよく考えてみ?こんなブログで「俺」とかタメ語つかって、誰に頼まれたわけでもない自己満記事書いてるような人ははたして型にはめられた人間かな?

確かに、テンプレみたいなものはある。でもそういうのって人事の人たち聞き飽きてると思うんだよね。

良い意味でも悪い意味でも、向こうはプロって思った方がいいと思う。プロだからこっちの中身をすごい引き出そうとしてくれる。だから中身がある人にとってはそれはすごくやりやすいだろうし、嘘っぱちの張りぼての人にはきついかもしれない。

テンプレで回答してもすぐにばれる。だから、個性はつぶされるみたいなことはないんじゃないかなと思う。俺は就活結構短かったから詳しいことはわからないし、俺の当たった面接官がよかっただけかも。

もしくは、まじめに勉強してきたやつが落ちて、ウェイウェイ遊んでただけのやつが内定勝ち取ってるみたいなやつかな?

どうだろう、遊んでただけのやつは内定取れてないと思うけどな。一見遊んでばっかのやつでも、裏ではとんでもなく努力してたりするのよね。別に就活で強いエピソードは勉強頑張りましただけじゃないから、遊びの中でも何か結果を出してる人はやっぱ就活強いよね。

 

【Q8】面接のコツは?

面接官はプロだから、しっかりと内容固めてれば、あとは面接官の質問にちゃんと答えてくだけで、まず大丈夫と思う。もしそれで全然興味持ってくれなくて、大したこと聞いてくれなかったら、そんな企業入らなくていい。ちなみにそんな面接官に会ったことはない。

ちゃんと話せたのに落ちたなら、それはその企業とあってなかったってこと。そういう場合たぶん、入ってからしんどくなるんだと思うから、「人事の人落としてくれてありがとう」と思っておくといい。事実、正しいし。

俺はプレゼンが好きだから、身振り手振りをよくやってしまうんだけど、これは相手によって決める。基本は手はふとももでこぶしを握る。これが好きな人も嫌いな人もいて、ギャンブルになるから、無難な手をふとももにした方がいいとエージェントの人に言われた。実際正しい。

あとは、場数。場数を踏めば結果的にうまくなる。研究発表とかを経てる院生はすでに場数を重ねてるからそういう意味で面接は強かったりすると思う。

そんな元も子もないこと言われても困ると思うので、1つだけコツを教えると、声を1キー高くするといい。すこしだけ高くする。それだけで明るく元気に聞こえる。俺はこれに気づいてから、発表の評判がよくなったので間違いないと思う。

 

【Q9】失敗したことは?

失敗したことは2つある。

・スケジュール管理の甘さ

本当にスケジュール管理が甘かった。夏の大量インターンや、謎の資格取得。自分の首を自分で絞めているようだった。ただ、夏の大量インターンも資格も無駄にはなっておらず、自分には間違いなくプラスに働いている。だからこそ後悔はしてないのだが、もう少し上手く立ち回れたのでは?と思った。

・ES対策と筆記試験対策が遅い

とにかく遅かった。なんで俺、面接対策からやってんだよアホか。選考の順序は普通ESと筆記試験からだろ。個人的には7月ぐらいからもう始めといた方が良かったような気がした。そうすればもう少しインターンも通ったかもしれない。とにかくこれは本当に後悔している。

ESと筆記試験もっと早くやっていれば、落ちた2社も受かっていたかもしれないと思った。ゲーム業界のインターンにだってもう少し進めたかも。

 

今この記事を見てる人たちは、

 

今からESと筆記試験対策始めよう!!!!!

 

Q10】実際、就活どうだった?

もう一回やりたいかと言われたら、絶対そんなことないが。少なくとも自分にとってプラスだったと思う。面接のおかげで、研究の報告の時には教授から「ずいぶん打たれ強くなったね」と言われたし、自分の強みとか弱みとかそういうことがはっきりしたし、やりたいことも見つけることができた。

だから自分の成長につながったいい期間だったと思う。人生において、こういう瞬間っていうのは必ず必要だし、そう考えると「まじめに就活してよかったな」と思える。

 

【終わりに】

最後なので敬体で。ここまで見ていただいてありがとうございました。敬語使って就活塾の勧誘みたいになるのが嫌で、常体、口語、俺のオンパレードでしたが、俺が予想以上に高圧的で僕にすれば良かったと結構後悔してます。

ですが、私の経験の全てを書いたので、今就活で悩んでる人の助けになれば幸いです。

 

何か質問等ありましたら、遠慮なくしてください。もちろん敬語で答えます。コメントもお願いします。

 

重ねてではありますが、最後まで閲覧いただきありがとうございました。